2008年05月01日
玖珠の繁栄期を偲ぶ 豊後森機関庫

童話の里として名高い玖珠町。
観光地と言えば、久留島氏関係にちなんだもの、万年山・切株山に代表される山々、慈恩の滝・三日月の滝などの滝が上がってくることでしょう。
しかし、実はかなり希少価値が高く、マニアなら泣いて喜ぶ珍しい建物が玖珠町のど真ん中にあるのをご存知でしょうか?
『豊後森機関庫』
全国でも珍しい扇形機関庫。
そして九州では現存する最後の一箇所でもあります。
豊後森機関庫を現す、こんなコピーを見つけました。
「かつて、ここには男達のドラマがあった。
そして、誇りがあった。」

GWは玖珠町へ!
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豊後森機関庫は現在のJR豊後森駅から歩いて5分程の位置にあります。車で行っても、駐車できるスペースはありますが、入り口に少し迷うかもしれません。
建物自体、非常に大きいし、遠くからでも目立つので、記になっていた方も多いのではないでしょうか?
間近で見た機関庫は遠目で見るよりも、ずっと大きく立派に感じます。ガラスがいくつも割れているのが残念ですが、綺麗なガラスが入っていたら、逆に違和感があるのかもしれません。
荒廃具合こそ、この豊後森機関庫にはしっくり来る、そんな印象です。
そもそも、久大線豊後森駅は1929年に開業しました。当時、日田市に出来るはずだった機関庫は誘致合戦の末、玖珠の豊後森駅に決定しました。
その後1934年に機関庫は完成。同時にこの日11月16日が久大線全線開通の日です。
今では一日に数本しか通らないこの静かな沿線ですが、当時は一日40本という機関車が往来していたそうです。建設当初は保線区事務所の他、官舎が30棟も用意され、最盛期はここで250名もの職員が働き、25両のSLが置かれていたそうです。
当時の玖珠町が『鉄道の町』と呼ばれ、栄えていたことが分かっていただけるでしょうか?
現在でも確認できるのは、機関車の方向を変える転車台を中心に、円弧を描くように広がる鉄筋コンクリート造りの車庫。広さ1,785㎡。実に12両を収容することができたそうです。
周囲にはロープが張られ、近づけるには限界がありますが、荒れ放題の機関庫から当時の繁栄を偲ぶことも十分に可能です。
同施設が廃止されたのは、機関車のディーゼル化が進んだ1970年。それ以降放置されていたのですが、ここ数年マニアを中心にまた脚光を浴びつつあります。
現在は、保存会の皆さんが中心になって、寄付を募るなどし、保存修復しつつ文化財として登録出来るよう働きかけているのです。
毎年10月14日の「鉄道の日」には、ミニSLの試乗や、アルミカートの運行など多彩なイベントが行われる機関庫祭りも、この玖珠町です。そういえば先日、ダイヤ改正で姿を消した寝台特急「なは」と「あかつき」を連結した臨時のブルートレインが折り返したのも、この豊後森駅でした。
鉄道ファンならずとも、子供心をくすぐる豊後森機関庫。玖珠町にお出かけの際は、一度見てみて下さい。
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この記事へのコメント
ここは入ることができるんですね。
実は行って見たいんです。
行きたくなった..
実は行って見たいんです。
行きたくなった..
Posted by 末吉 at 2008年05月01日 21:51
末吉さん
入ることが出来る区域には限界があるので、正面写真のあの位置までなら可能です。
近づいて撮っている写真は後ろからのアングルで、真後ろならかなりの近さに寄る事ができます。
正面側が中まで入れないのは、老朽化した建物と、足場の不安定な転車台のせいだと思われます。
入ることが出来る区域には限界があるので、正面写真のあの位置までなら可能です。
近づいて撮っている写真は後ろからのアングルで、真後ろならかなりの近さに寄る事ができます。
正面側が中まで入れないのは、老朽化した建物と、足場の不安定な転車台のせいだと思われます。
Posted by ケンジ at 2008年05月01日 23:35


