2007年07月01日

天領が竹灯篭に輝く夜 日田市 千年明かり

2006年、27回目を迎えた『日田天領まつり』が10月に行われました。
その中でも、特に注目を集めたのが、花月川、城内川周辺を中心に2万本もの竹灯籠を設置し、重要伝統的建造物群保存地区に指定された豆田の町並みを幻想的に照らし上げる、

『千年明かり』

天領・日田がロマンチックに浮かび上がる夜を、御覧下さい。

千年明かりのメイン会場となるのは、豆田町の端を流れる花月川の周辺。
普段から遊歩道としてよく整備された川ではあるのですが、こうやって見ると、全く別の道に見えます。
見事なライトアップによって照らし出された花月川。
川に浮かぶ不思議な光のモニュメント。


この日はオカリナ演奏者・宮村将広さんによる演奏も行われていましたが、 千年あかりの幻想的なイメージと、このオカリナの演奏が見事にマッチ!
最初は普通のBGMかと思っていました。
それだけ、違和感のない風景に溶け込んだ、素晴らしい演奏だったのです。


ただ竹に蝋燭を置いただけでは、当然遠目から綺麗に映りません。
こんなに綺麗に光を浮かび上がらせる、その秘密はこの和紙。和紙によって実際の光以上のものを見事に演出していたんですね。


そして最も印象に残ったのは、薫長酒造傍に置かれた、光のオブジェ。
数え切れないほどの竹灯篭が、まるで光の川のように、幾重にも並べられ、 観光客の多くはここで足止め。 皆さん携帯を片手に、記念撮影されていたのが印象的でした。


中には日田林工などの高校生が作った作品も展示。
屋台までの約50mは、立派な美術館と化していました。


実はこの千年明かり、ただ豆田を彩るという意味だけではなく、竹林の伐採を通した、里山を保全する活動の一環として、自然環境に対する取り組みの意味も込められています。
使い終わった竹灯籠は竹炭・竹酢液にして自然に帰したり、市内の小学校では竹灯籠づくりが行われ、自然環境学習に活用されているそうです。


千年明かりによって見事に照らし出された歴史のある町、日田市豆田町。
まだ歴史の浅い、この千年あかりが、日田市の新たな歴史になっていくのだろうな、と感じました。



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