2007年10月01日

原次郎左衛門 その人気の秘密へ迫る!

日田市を紹介するなら、多くの人は豆田町を支持する事でしょう。
確かに、整備された街並みは見事に、天領であった日田を偲ばせるのに効果的です。

しかし、三隈川沿いの町「隈町」は、豆田地区とは対照的に、整備されていない手付かずな状態に魅力を感じる事ができるのです。

そんな隈町に、大人気の蔵出し味噌・醤油の醸造元があります。

『原 次郎左衛門』

なぜこの蔵元が、隈町の人気No1スポットなのか?
それを確かめるために、お店のほうに行ってみました!




天領・日田は本当に落ち着きますよ!
↓↓↓↓



JR日田駅から、国道212号線を横断し、三隈川の方へ真っ直ぐ歩きます。
一際目立つ立派な建物が、右手に見えてくるはずです、これが原次郎左衛門さん。
白壁の立派な建物は木造瓦葺二階建て。
明治43年築という歴史を全く感じさせないのは、管理が行き届いている証拠なのでしょう。


ここでは、味噌と醤油とラムネの蔵元・工場を無料で見学させてくれます。
せっかく来たのですから、見なきゃ損でしょ?私もとりあえず案内してもらいました。

真っ直ぐ奥へと連れて行かれる最中には、立派なお庭に地下100mからの湧き水
さすがは水郷・日田!!水は澄みきって透明です。


その奥にあるのは味噌と醤油の蔵
一応可能な限りの写真を貼りますので、説明がないと分からないと思いますが、どうぞ御覧下さい。
醤油や味噌の製造方法なんて、考えもしなかったのですが、意外とシンプル。しかし、繊細で細かい管理が必要だと感じました。


特に気を遣ってるな、と感じたのは、麹室醗酵熟成室の温度調整。
また圧搾機などは丁寧な熟練の技がないと、同じ味を作り続けるのは難しいと感じました。


その向かいには、醤油の調合から、濾過・瓶詰という最終作業の蔵。
ここは実際に稼働中で、さすがに中まで入る事はできませんでした。
微妙な熟練技が必要な先ほどの部屋と違い、今度は機械がフル活用。
それでもやっぱり人間の仕事はあるんですよね。


 

そしてその奥にはラムネの工場
ラムネ工場見学が出来るのは、この工場が最初で、現在は全国でもここ一軒なんだそうです。
気持ちよいくらいに並べられた、ラムネの瓶。
この瓶がどういう動きを見せれば、あの密封されたビー玉の蓋が完成するのか?など、詳しく教えてくれました。


実はラムネの玉として不良になったものを【B玉】と呼ぶそうで…ところで…突然ですが、クイズです。
ラムネの中に入っている、あのビー玉。 本当の名前はビー玉ではなく、別の名前です。
非常に、納得させられる理由のあるその名前は何でしょう?
ヒントは、先に名前が付いていたのは、ビー玉ではなく、この玉の方なんですw
答えは記事のどこかに、こっそり隠しておきますw



無事にラムネに入れられたものは【A玉】と呼ぶんだそうです。もう一つ、ラムネに関して、昔から抱いていた疑問を聞いてみました。
「あの~あの玉は、どうやって入れているんですか?」
実は、あの玉は瓶の製造段階から入れるらしいのです。
熱した瓶に独特のくぼみを付ける際、玉を入れ、熱いうちに形を作っていくんだそうです。


ここまでの工場見学はおよそ20~30分。
この時間で一周出来て、面白い知識が付きますから、是非お薦めしますよ!!

さて母屋の方へと帰り、カウンター横から、座敷の方へと入ってみます。
ここは「九州郷土玩具館」と名付けられた、いわゆるギャラリー。
現在一階では五月人形の展示が行われていました。三月には、豪華な雛人形が展示されるということでも有名です。


ここで注目したいのは、ズバリ二階!!
所狭しと並べられた、年代物の人形や玩具達。まさに個展状態。
中には、驚くような古いものもあります。


これらの商品は歴代当主から引き継がれてきた、収集品。
約一万点所有の中から厳選した一千点を展示しているそうです。


何より驚いたのはこちら♪
ただの箪笥ではありません。『カラクリ箪笥』。
実は開くはずのない扉が存在し、隠れた引き出しが出てくるのです。
どこをどうすれば、見つけられるのか?
実はこのカラクリに懸賞をかけて、多くの方が挑んだそうです。
最初に発見した方には、醤油一年分が贈呈されたとか…。す・凄い…。
皆さんも是非チャレンジしてください。


冒頭に書きました、「なぜこの蔵元が、隈町の人気No1スポットなのか?」。
いくつかの理由を私なりに考えてみました。

一つは、これだけのものが、全て無料で体験できるというサービス精神。
日田市、隈地域のために貢献したいというその熱い思いが、これだけのサービスを生み出しているのでしょう。
さながらここは一大テーマパークです。 


さらに無料奉仕で、説明してくれるのは、事務所にいる女性であり、専任のインストラクターなどではないという点。
もちろん、教えられるだけの知識や経験が必要であり、疑問に答えるだけのトークなども必要なわけです。
収益ではない、という思いが、末端の従業員の皆さんにも浸透している点。これが第二点。


第三点にその建物自体の貴重さ。
母屋の明治43年築は、実は火災にあった後、建て替えられたのが明治43年だったのです。
つまり土台はそのずっと前から存在していたわけで、「日田市都市景観賞第一号」に任命されているのにも納得です。
もちろん、母屋だけではなく、その奥の蔵も明治末期~大正初期の建築物。
見るだけでもため息がこぼれそうです。


最後に、もちろん忘れてはいけない、販売商品自体の安定。
見れば、「へぇ~この商品はここで作られていたんだ…」と思うような商品群のオンパレード。
お馴染みの商品だけではなく、常に新しいものにチャレンジする気持ちも凄いな、と感じます。


創業明治32年。
百余年の時代を受け継いだ伝統の技と心。
往年の蔵人のこだわりと、新しいものへのチャレンジ精神。
代表者の心意気が、社員一人一人にまで伝わる情熱。


「原 次郎左衛門」さんにお邪魔して、色んなことを学んだ気がします。
隈町を探索するなら、迷うことなく覗いてみることをお薦めします♪





原次郎左衛門の味噌醤油蔵
公式サイト
日田市中本町5-4
TEL 0973-23-4145
営業時間(通常時)9:00~17:00
定休日 1月1~5日のみ
※川開き観光祭期間中は22時まで営業





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この記事へのコメント
オイラ、ここの醤油をこよなく愛しておりまして、何を食べるにも、まる原『あやめ』という濃い口醤油です。
( ^^ )
刺身はもちろん、天ぷら、フライ、目玉焼き、何でも『あやめ』をかけます。
ポン酢も美味いし、ここの醤油なくして、オイラの食生活は成り立ちません。
(* ^^ *)
Posted by ラーメン聖人 at 2007年10月02日 08:20
ラーメン聖人さん

マジッすか!?
ラーメン聖人さんほどのグルメ通の方が、丸原ファンというのは、原次郎左衛門さんにとっては、喜ばしいことですよね♪

私はここの虹色ラムネが大好きですw
Posted by ケンジ at 2007年10月02日 22:39